長寿院の縁起
開基から900年、曹洞宗寺院として
開山してから500年以上の歴史ある禅寺です。
2021年 現三十三世 篠原鋭一住職を
中心として檀信徒の皆さまとともに、
本堂の新築が叶いました。
日常の喧噪を忘れ、禅の空気を
体験できる場所として、常に開かれております。
● 長寿院の歴史
- 1119年天台律師により開基。
- 1520年曹洞宗寺院として開山。開基は春岩藤大禅定門と伝えられる。
- 1674年水戸光圀が来訪 ※光圀旅日記より
- 1992年曹洞宗 篠原鋭一老師が三十三世住職に就任。
以降、檀信徒とともに開かれたお寺づくりを目指して、お寺を活用した坐禅会や音楽イベントなどを開催。 - 2021年本堂の新築。後継として、曹洞宗僧侶の廣瀬 鋭秀が参画。
- 2023年山門新築。
● 宗派について
宗派 : 曹洞宗(そうとうしゅう)
概要 : 鎌倉時代に「道元禅師(どうげんぜんじ)」が正法の仏教を中国から日本に伝え、「瑩山禅師(けいざんぜんじ)」が全国に広められ、「曹洞宗(そうとうしゅう)」の礎を築かれました。このお二方を開祖と申し上げ、ご本尊「釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)※お釈迦さま」とともに、「一仏両祖(いちぶつりょうそ)」として仰ぎます。
ご本尊 : 釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)※お釈迦さま
宗旨・教義 : 坐禅の教えを依りどころにしています。坐禅の実践によって得る身と心のやすらぎが、そのまま仏の姿となります。日々の生活を意識して行い、互いに生きる喜びを見いだしていくことが、曹洞宗の目指す生き方です。
両大本山 : 福井県「永平寺(えいへいじ)」、神奈川県「總持寺(そうじじ)」と2つの大本山があります。
長寿院の本堂・ご本尊
[本堂]
1119年、天台律師により開基。
1520年、曹洞宗寺院として開山いたしました。
その後500年の時を経て、
2021年に現在の本堂が設立されました。
本堂の天井には見事な龍神と天女が描かれています。
この天井画は弘前ねぷたの絵師として
永く活動されている八嶋 龍仙絵師によるもの。
[ご本尊]
聖観世音菩薩
衆生(人々)の苦しみの声を聞き、その人それぞれに合った
救いの手を差し伸べてくれる仏さまです。
そのお姿を自在に変化させる事ができるため
「観自在菩薩」とも称されています。
一般的には略して「観音さま」と呼ばれてますが、
「聖観世音菩薩」は数ある観音菩薩の中で原型とされています。
年中行事
仏教の伝統的な行事のほか、
長寿院独自のイベントも行っています。
事前にご連絡いただければ、
どなたでも参加いただけます。
1月
1月2日
修正会(しゅしょうえ)
毎年年初めに皆さまの健康とご多幸を祈念いたします。
2月
2月15日
涅槃会(ねはんえ)
お釈迦さまの命日であるこの日に法要を行っています。
3月
春分の日
春のお彼岸(ひがんえ)
彼岸にいらっしゃるご先祖さまの供養を行っています。
4月
4月8日
釈尊降誕会(しゃくそんこうたんえ)<花まつり>
お釈迦さま誕生をお祝いするとともに、あらためて命の尊さに眼を向け、
人々の平和をお祈りする法要を行っています。
8月
8月13日~16日
お盆<迎え火 / 送り火 / 棚経>、施食会(せじきえ)
ご先祖さまをお迎えしてのご供養と、
無縁仏となってしまった霊に
対しての供養を行っています。
9月
秋分の日
空きの彼岸会(ひがんえ)
彼岸にいらっしゃるご先祖さまの供養を行っています。
11月
成道会(じょうどうえ)
お釈迦さまが悟りを開かれた日を
お祝いした法要を行っています。
※実際は12月8日とされていますが、
長寿院では少し早めに法要を行っています。
12月
12月31日
お焚き上げ、除夜の鐘
不要になった愛用品や思いのある品など、
捨てる事ができないものを
お焚き上げ供養しております。
毎年恒例となった108回の除夜の鐘鳴らしも行います。