住職のご紹介

三十三世 篠原 鋭一 住職

  • 1944年12月16日生まれ 兵庫県豊岡市出身
  • 3歳で父が他界、その後お寺で育てられる。
  • 駒澤大学仏教学部を卒業後、仏教系の財団法人に勤める。
  • 1979年シャンティ国際ボランティア会(旧曹洞宗東南アジア難民救済会議)の結成に参加。
    カンボジア難民キャンプで教育活動に携わる。
  • 1992年~ 無着成恭師の紹介で長寿院の住職に就任。
  • 曹洞宗人権啓発相談員、千葉県宗務所長など歴任する傍ら、
    NPO法人 自殺防止相談「風」、できることからボランティア会の代表を務めている。
    また、自身の経験から執筆した著書の出版やNHKなどのメディア出演、講演活動等、多岐にわたり活躍。

著書

  • 『みんなに読んでほしい本当の話 – 第1集〜第4集』興山舎、2006年〜
  • 『もしもし、生きてていいですか?』ワニブックス、2010年
  • 『新仏教布教感動法話素材365日大事典 – 実践・例話編 – 現代人におくる泣き笑い法話』四季社、2011年
  • 『どんなときでも、出口はあるよ』WAVE出版、2013年
  • 『この国で自死と向き合う』ヒトリシャ、2013年
  • 『この世でもっとも大切な話 ー 悩める人と共にある和尚の実話30』興山舎、2017年

住職のメッセージ「人生について」

人生はたった一度きり

「あの世がある」なんて言う人もいますが、
言ってみなければわかりません。
とにかく、この世の人生は一度きりです。
この世で幸せになりましょう。

人生に定年はない

会社や組織には定年がありますが、
人生に定年はありません。
人間、死を迎えるその一瞬まで、人生の現役です。

人生の主人公は自分

「お手洗いに行きたい。
でも、今、忙しいから、誰か代わりに行って!」
これはできません。人生も同じです。
自らが、人生の主人公となって生きるのです。

人生は各駅停車の旅

人生は片道切符の旅のようなものです。
ならば、各駅停車で行きましょう。
特急に乗ったら通り過ぎてしまう風景を、
しっかりと見ておきましょう。
ゆっくりだから充実するのです。

人生は出会いの日々

八十歳まで生きても、
心の底から「この人で会えてよかったなぁ」と
思える人の数は、およそ二百人とのこと。
ならば、一度一度、一人一人の
出会いがありがたく、尊いですね。

人生は一人では生きられない

自分一人の力で生きていると思ったら大間違いです。
多くの人やものに支えられ助けられての人生です。
人間は決して一人では生きられません。
だから、迷惑をかけたりかけられたりでいいのです。

人生 今を悔いなく

「過去を追わざれ。未来を願わざれ。」
お釈迦さまの教えです。
「今日只今、今この瞬間に徹して充実した
人生を歩みなさい。」の一喝です。
今、今、今の積み重ねが「人生」に他なりません。